北村美佳さん

MEPLO 卒業生インタビュー Vol.3
NTT東日本勤務

現在、どのようなお仕事をされていますか?

法人系SE、ただし職種はSEですが、他企業で言えば営業に近いフロント業務です。

そのお仕事をしていてやりがいを感じること、また、大変なことがあれば教えてください。

やりがいは一人称でお客様や一社一社のご要望に即したネットワークやシステムを構築できること、また誰もが当たり前と思うような生活のベースとなるインフラを提供できることです。大変なことは、技術知識的にお客様の要求水準に自分が達していないことですね(2年目とは言えまだ半人前なので)。

大学で学んだことで大切なこと、現在のお仕事に生きていることがあれば教えてください。

大切なことは、視野が広く視点が高い人たちと交流し、そういう人たちの考え方がわかったことです。また学問の世界の入口を垣間見て「学者」という存在や学説に意味はあると思えたものの、自分はその道には向いてないのがわかったことでしょうか。現在の仕事に生きていることは、膨大な知識体系の中で、本質が何か、そして目前の問題解決に必要な知識が何か見極めること。また体系的思考と法律的知識。一応法学部なんで(笑)。

MEPLOで学んだことで、大学時代に生きたことがあれば教えてください。

「自分の頭で考え抜くこと」と「英語力」です。

またMEPLOで学んだことで、今のお仕事に生きたことがあれば教えてください。

(上と重なりますが)「自分の頭で考え抜くこと」「どのような分野においても、学ぶことを楽しいと思えること」そして「何が本質か見極める癖がついていること」でしょうか。

MEPLOに通っていた頃もっとこうしておけば良かったな、と思うことがあれば教えてください。

高1・2の数学をもっとマジメに勉強しておけばよかった(宿題をあまりやっていなかったので…今思えば数学の論理的思考力は大事)。それからもっともっと先生や友人と問題や課題について議論したかった。私の学年は授業中でもみんなでディスカッションをしていたので、もっと色々な問題について話し合いたかった。意見ももっと言いたかった。まぁ北村は十分にうるさかったという意見が大半でしょうが(笑)。

大学時代の専攻を決めたきっかけは何でしたか?

「人を動かす仕組み=法律や政治制度」に興味があったから。

大学に入る前はどのような仕事・職業に就きたいと考えていましたか?

正直あまり考えていませんでした(苦笑)。まあ強いて言えば官僚とか弁護士とか…かもしれません。

その考えは大学に入ってから変わりましたか?

変わりました。官僚の方々と話す機会もありましたが、私はもっと外の世界を見たいと思いました。弁護士に関しては、私よりも熱意があって向いている人たちにたくさん出会ったということもあります。

大学時代に力を入れたことがあれば教えてください。

(言うまでもなく)MEPLOのバイト。フォロー業務はとても楽しかった。教え子との信頼関係は私の宝物です。

逆に大学時代にもっとこうしておけば良かったな、と思うことがあれば教えてください。

目的のないことをもっとやっておけばよかった。目的もなくただ旅をするとか。ただ本を読むとか。

最後にいま頑張っているMEPLO生にメッセージをお願いします。

MEPLOでの勉強、楽しいですか? まあ「勉強」っていうと楽しくないこともあると思います。でも、新しいことを知る、自分の頭で考える、そしてわかったときの満足感、と「学ぶ」ことは本来楽しいはずです。社会人になってもそれは変わりません。「学ぶ」って悪くないなって少しでも思えれば、それだけでMEPLOに来た意味はあります。…ややお説教くさくてごめんなさい(笑)。とにかく毎日楽しくってことです。

[プロフィール]

2006年3月 私立 共立女子高校 卒業
2006年4月 東京大学 教養学部(前期課程)文科一類 入学
2008年4月 東京大学 法学部第二類(公法コース) 進学
2010年4月 NTT東日本へ入社

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