鈴木博達さん

鈴木博達さんMEPLO 卒業生インタビュー Vol.4
リクイディティインターナショナル代表取締役

現在、どのようなお仕事をされているのでしょうか?

現在は東京大学経済学部に在籍する傍ら、昨年夏に会社を起業しFX取引に関わるシステムの請負開発や、プロモーションのコンサルティング等を行っています。具体的には、システムトレードと呼ばれる、コンピュータプログラムに価格情報を計算させた結果を使った自動売買に弊社は特化しており、そのプログラムの研究開発および作成に多くの時間を使っています。

起業という選択をしたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

いわゆる起業体験談などを読むと、安定を捨てて裸一貫で身を起こす、というようなドラマチックな話が多いですが、私の場合は、2009年夏~2010年夏まで留学していたので、多くの友人が就職活動をしていた時期に私は日本にいませんでした。そういう意味では、帰国した後に就職活動を始めることと、ある程度軌道に載りつつあったビジネスをそのまま続けることの2択から、比較的冷静に後者の方を選択することができました。その理由としては、経営者でありたいと思ったこと、経営に必要なスキルは基本的にそれを行う過程で身につくこと、年功序列のビジネス慣習に違和感を覚えたこと、などが挙げられます。ただもちろん現実的な話として、その時点で、個人で運営していたウェブ関係のビジネスによって生活していけるくらいの収益は確保できそうだったことも、理由のひとつではあります。

今後の目標をお聞かせください。

まずは私が関わっているプロジェクトが数件ありますので、それを軌道に乗せ「仕組み」として自分がいなくても運営が回る状態に持っていきたいと考えています。この部分は2012年夏を目標に完成させたいと思います。個人としてはインカムゲインを目的とした投資を増やすことが目標です。

MEPLOで学んだことで、今の自分に影響していることがあればお聞かせください。

米国に留学する前に、TOEFLを受験する必要があったのですが、MEPLOの英語の授業でエッセイライティングの授業を受講していたので、あまりその対策をする必要がありませんでした。大学でも会社でも経済・金融分野に関わっているので、その中で英語が有用で、MEPLOで慣れた長文読解のスキルが有用なことは言うまでもありません。またMEPLOの魅力は学術的な面だけでなく、そこでともに受験という目標に向かって切磋琢磨しあった仲間とは、今でも交流を続けています。

[プロフィール]

2007年 私立武蔵高等学校卒業、東京大学文科二類へ入学
2009年 東京大学経済学部進学、夏より休学し米国イリノイ大学に1年間留学
2010年 東京大学経済学部復学、リクイディティインターナショナル株式会社設立・同代表取締役就任

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